調理師資格について

調理師免許の取得を目指している方の中には、「調理師資格を取って飲食店を経営したい」とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
ただ、調理師は「料理(調理)に関する専門職である」とはいえ、調理師のみが有する業務(仕事)というものは実際は存在しません。
例えば、飲食店を経営する際に必要なのは食品衛生責任者資格ですので、調理師免許を取得したからといって飲食店等を開業することはできません。
また、給食施設の規模が一定以上大きい場合などは栄養士(もしくは管理栄養士)が必要とされます。正確には、栄養士(管理栄養士)を置かなくても大規模な給食施設を経営することは可能ですが、その際は毎月医師に献立を提出しなければならないので、通常は各給食施設に栄養士や管理栄養士を置くことが一般的です。
こうした背景でみると調理師のみが有する資格というのは、名称独占資格による『調理師を名乗ること』のみに制限されてしまいますが、調理師とはその名が示すように「」です。
調理師は飲食店を運営するためだけに必要なのではありません。
基本は「心のこもった料理」を提供すること

調理師として免許を取得された際は、料理人(料理関連)としての職に就かれることと思います。
調理師としてのメリットは「名前を名乗ること」のみにはなりますが、料理の専門家として、飲食店をはじめとした料理業界には必要不可欠な存在です。
調理師として個々の想像力を生かしたレシピや料理をお客様に提供することは、自分にとっても店舗側にとっても必要なものですし、今後自分の成長のあらゆる面で活力を与えてくれるはずです。
また、調理師として経験を積んだ後、いずれ栄養士(管理栄養士)、調理技能士などの資格取得などを考える際には、きっと調理師としてのキャリア、経験が生きることでしょう。
調理師に限らず飲食に携わる者にとって最も重要なことは『心のこもった料理』を提供し続けることなのではないでしょうか。